内臓脂肪の罠:なぜ腰痛が悪化するのか

こんにちは!

札幌市北区北24条駅にて営業している腰痛特化型パーソナルジム代表の山下です。
理学療法士がお伝えする腰痛改善講座です。

今回は、【腰痛と内臓脂肪】に関してお話をしていきます。

現代社会において、腰痛は広く見られる健康問題であり、その原因は様あります。最近の研究では、内臓脂肪と腰痛の関係が注目されており、これがどのようにして腰痛を悪化させるのかを理解することで腰痛改善の助けになると思います。

目次

内臓脂肪と腰痛の関係

炎症の増加

内臓脂肪が炎症性物質を放出

内臓脂肪は、単なる脂肪の蓄積場所ではなく、血液中にホルモンを作ったりする場所でもあります。しかし、脂肪が増えすぎると炎症性物質が増加する傾向があります。
特に脂肪細胞から放出されるサイトカインケモカインは、体内の炎症反応を刺激します。

難しい名前なので名前を覚える必要はないですが
これが神経組織に影響を及ぼす可能性があり、腰痛の原因となることがあります。
炎症が神経に及ぼす主な影響は、神経が常に興奮状態になったり痛みの過敏化などが挙げられます。これにより、腰痛が引き起こされる可能性が高まります。

姿勢の変化

お腹が前へ突き出ることで腰骨への影響

内臓脂肪の増加に伴い、お腹が前に突き出すことがあります。これにより、腰骨のカーブや骨盤の位置に変化が生じ、腰痛の発生リスクが増加します。

お腹が前に突き出ることで、腹筋に力が入らずに腰の骨へと負担が大きくなります。
正常な姿勢を維持するためには、腹筋とお尻が力が入っている必要があります。内臓脂肪の増加によりこれらの筋力が力が入らなくなっていき結果として、腰骨やその周辺の筋肉に過度の負担がかかり、腰痛が発生します。

神経の圧迫

神経と血管の圧迫

内臓脂肪の増加が神経に対して圧迫を引き起こすことがあります。特に、腰周辺の神経に対する圧力が増加すると、腰痛が発生する可能性が高まります。

内臓脂肪の増加に伴う神経圧迫は、脂肪による直接的な神経圧迫だけでなく、血管への影響も関与します。血管を圧迫して血液の循環が悪くなり、これが腰痛の原因になります。神経の圧迫が加わると痛みだけではなく痺れや足の感覚の低下などがあります。更に悪化してくると足の筋力が入りにくくなって、歩行するのも大変になってきたりします。

少し怖い話の部分までしましたが、ここまでなる前に自分自身で危険だと思い対策をする必要があります。

そもそも内臓脂肪とは

内臓脂肪は、人体の内臓の周りに存在する脂肪のことを指します。皮下脂肪とは異なり、臓器を覆っている点が違います。主には肝臓、腸、胃、腎臓、すい臓、そして心臓などがあります。

内臓脂肪は、エネルギーの貯蔵だけでなく、様々な生理的機能を果たしています。これにはホルモンの産生、代謝活動の調節、免疫システムなどがあります。適切な量の内臓脂肪は、これらの機能を正常に維持する上で重要です。

ただし、過剰な内臓脂肪が蓄積すると、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。腰痛のみならず内科系の病気の特に糖尿病、心臓病、高血圧、脂質異常症などのメタボリックシンドロームにも繋がっていきます。

内臓脂肪対策と腰痛の緩和

適切な食事

食物繊維が重要

みなさんが当然のようにわかっていると思いますが、食事はとても重要です。
バランスのとれた食事は、栄養素を適切に摂取するだけでなく、内臓脂肪の蓄積を抑制する助けとなります。

その中でも食物繊維は特に重要で、これは腸内環境を改善し、脂肪の吸収を緩和する働きがあります。野菜、果物、全粒穀物などを積極的に摂取することで、内臓脂肪を減少させる効果が期待できます。

また、タンパク質をしっかり摂ることが筋肉をつけていくことも重要になります。
このあたりは今後違う記事にて詳しく解説します。

適度な運動

有酸素運動を20分

運動は内臓脂肪を減少させ、同時に腰痛を緩和する効果的な手段です。
特に有酸素運動は内臓脂肪の燃焼に効果的であり、全身の筋肉を使うことで代謝を向上させます。これにより、内臓脂肪の減少だけでなく、姿勢や体幹の強化も期待できます。定期的な運動習慣を築くことで、腰痛の予防や症状の軽減に寄与します。

時間や量は1回20分程度で週3回程度がまず目安です。

適切な姿勢の維持

良い姿勢は脂肪を燃やす

姿勢の維持は腰痛予防に欠かせません。正しい姿勢を維持することで、腰椎への負担を軽減し、腰痛の発生リスクを低減させます。適切な椅子の利用や作業環境の改善も姿勢の保持に関係します。

最近ではスタンディングデスクが注目されており座るよりも立っている方が腰に負担が少ないです。
仕事環境を変えていくことで自分の姿勢が改善され腰痛にも効果的です。

また適切な姿勢は腹筋と背筋に適度の力が入っているのでそれだけでも内臓脂肪の減少に影響します。

まとめ

腰痛と内臓脂肪の関係を理解できたかと思います。

内臓脂肪が増加することで、炎症の増加、姿勢の変化、神経圧迫などが引き起こされ、これが腰痛の悪化につながる可能性があります。

内臓脂肪の減少は専門家にサポートしてもらうのが最も安全に適切に行えます。
また、腰痛に伴うダイエットなら尚更です。
まずは自分の体を見つめ直してみましょう!

当ジム ベストフィードの流れ

姿勢チェック

写真撮影や直接お客様の肩甲骨や骨盤のチェック、また腕を上げる動作や身体を捻る動きなどに問題がないかどうかチェックし、お客様のお身体に対する課題を出していきます。

整体・ストレッチ

姿勢チェックを基に、固くなっている筋肉をトレーナーが整体・ストレッチをして伸ばしていきます。バキバキ整体のような痛みが伴うようなものではなく、リラックスして受けてもらえるものになります!

トレーニング

整体・ストレッチで身体が動かしやすくなったら弱い筋肉や機能低下が起きている筋肉に対して簡単なトレーニングを行い、お客様の課題を解決していきます。

家でも行えるように動画を撮影して自主トレを作成します。

当ジム ベストフィードは姿勢・腰痛改善パーソナルジムであり、理学療法士を持ったトレーナーがあなたの体をチェックし、運動を徹底指導します。

  • 猫背で腰痛を感じている
  • 反り腰で悩んでいる
  • 疲れが取れにくい
  • 運動習慣をつけたい
  • 自分に合った運動が知りたい人


このようなお悩みがある方はぜひ当店にいらっしゃって下さい!
お申し込みはweb、公式LINE、インスタDMより可能です!

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ぜひこの機会をお見逃しなく!

●〒001-0024 北海道札幌市北区北24条西4丁目2−8 パワービルN24 3階
090-7656-2345
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この記事を書いた人

山下 裕太のアバター 山下 裕太 腰痛・姿勢改善に強いパーソナルトレーナー

パーソナルジム ベストフィード代表の山下裕太です。私は今まで病院にて理学療法士として、5,000人以上の腰痛と関わってきました。私自身も腰痛に悩み、乗り越えた経験があります。「腰痛で悩む方を少しでも減らし、健康を届けたい」という思いから地元札幌にてパーソナルジムを開業しました。ぜひ、あなたの治らないと思っていた腰痛を改善して、楽しい人生を歩んでいきましょう!

◆主な実績・経歴
・札幌山の手高校ラグビー部 トレーナー(2021~現在)
・エスポラーダ北海道(フットサル Fリーグ1部)トレーナー(2022)
・ラグビー日本代表 コンディショニングトレーナー
その他多数

◆保有資格
・理学療法士
・福祉住環境コーディネーター2級
・Animal Flow®level1 インストラクター
・リズムトレーニング ディフューザー

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